車に乗ってると2年に1回は必ず車検を受けなければなりませんね。(新車の場合、初回の車検は3年後になります。)最近はガソリンスタンドやディーラー、近所の整備工場やカー用品店など、色々な場所で車検を受けることが出来るようになりました。
しかし、費用が高い!○○点検代、○○交換代や代行手数料、素人には内容が分かりづらいんで「交換しておいた方が良いですよ」って言われたら、交換しますよね。点検や交換工賃は儲けが大きいんで過剰な整備をやってる業者も居るんですよね。
ノーメンテでも日本車は、そう簡単に壊れません。(個人的な意見)
点検を怠ったら事故の原因だろ!とお叱りを受けるかもしれませんが、交通事故の殆どは人為的なミスです。突然ブレーキが故障して衝突したとか、突然ステアリングが効かなくなって事故とか聞いた事がありません。
整備をしなくても大丈夫だよって事では無いですが、過剰整備費用や代行手数料を無くし、法定費用のみで安く自分で車検を行う「ユーザー車検」を私は何年も続けています。今回、受検した1000ccのトヨタVitzの車検総額は
なんと43930円
ちょっとだけ面倒だけど格安な「ユーザー車検」を私が体験してきましたので、受検方法や費用をご紹介致します。
ユーザー車検の準備 予約
まずは管轄の陸運支局に車検の予約を入れましょう。車検は期限の1カ月前から受ける事が出来ます。予約は2週間前から入れることが出来ますが、通常なら2~3日前でも空きがありますので焦らなくても大丈夫です。ログインする必要がありますのでアカウントを作成しメールアドレスを登録しておきましょう。
ログインできたら管轄や検査種別や車種、予約日を入力すればOKです。メールが届きますので予約番号を控えておきましょう。
ユーザー車検当日 ①重量税等の支払い
陸運支局の敷地内には「陸運会館」「陸運協会」等の名前の付いた建物がありますので、そこで書類を購入し、重量税や検査手数料を払います。自賠責保険にも加入する必要がありますので24カ月分の料金を払います。自賠責保険は整備工場等でも加入できますので、数日前に手続きを済ませておくと当日の手続きが楽ですね。
自動車税は納付済ですよね。以前は納税証明書を添付してましたが、現在ではシステム上で直ぐに確認出来るようになってますので添付不要となっています。当然、完納済でないと受検できませんよ。
分からない場合は、カウンター内の女性に「初めてのユーザー車検なんです」って言えば教えてくれます。
自賠責保険が25830円、重量税が16400円、手数料が1300円と400円で合計が43930円。
最低限必要な法定経費のみの費用でユーザー車検を受けますよ。
上の用紙に予約番号を記入する必要があります。
重量税の印紙を貼ります。この辺りの事もカウンター内のお姉さんが教えてくれますので心配いりません。
ユーザー車検当日 ②書類の記入
費用の支払いが終わったら、次に検査事務所に行きましょう。ここで、車検証を見ながら書類に記入します。鉛筆で書く所と、ボールペンで書く所がありますので注意して記入しましょう。記入例がありますので、継続車検用の例を見ながら書けば10分位で終わります。
24カ月点検はユーザー自身が行っても良いことになっています。検査官から「本当にあなたが点検したの?」なんて事は絶対に言われません。そもそも車検が終わって点検を行う「後整備」の場合は、車検時には点検記録簿を添付しなくても良いんですからね。
記録簿がない場合は、「後整備です」と言えば、車検は受けられます。
法律で義務付けられていますが罰則はありません。ひと通りチェックして記録簿を添付しておきましょう。車検時に検査官が下回りのオイル漏れや足回りのガタはチェックしてます。AT車とMT車との違いはクラッチのチェック箇所が斜線になるだけです。
ユーザー車検当日 ③検査ライン
検査ラインに入る前に、ライト、ホーン、ワイパー等の検査が行われます。前の車の事前検査が終わると検査官が来ますので、指示に従い操作してください。この時に「初めてのユーザー車検」と伝えておくとライン内の検査にも検査官が付いてきてくれる事がありますよ。
後部座席を倒している場合は起こし、シートベルトも出しておきましょう。
車体番号の確認がありますが、場所は検査官が知ってます。
右上の信号が青になるとラインに進入できます。久留米支局ではサイドスリップ、スピードメータ、ブレーキ、ライト、下回り、最後に排ガス検査があります。電光掲示板の指示に従って進めば問題ありません。
毎回、緊張しますがww
下回り検査も問題無く終了しました。出口付近まで移動したら排ガス検査を受けて、記録器に検査票を差し込み記録します。全ての検査が終わったらライン内を見ている検査官詰所がありますので、そこに行って合格印をもらいましょう。
ユーザー車検当日 ④車検証の発行
検査ラインで合格印をもらったら、検査事務所に行きましょう。車検証発行カウンターに書類を提出すると、すぐに新しい車検証を発行してもらえます。
お疲れさまでした。これでまた2年間乗れますね。
まとめ
ユーザー車検を受けると費用面でのメリットが大きいです。しかし、デメリットとして手続きが面倒だったり、その日の内に合格できないと、整備を行って別の日に再度受検しなければなりません。
また、整備を自分で行うため、少しの異音やガタ付き、車の変化を感じれるよう敏感になる必要があります。私の場合、車に異変があったときは、「そこだけ交換してください」とお願いして整備工場で作業してもらってます。
色々と面倒な事もありますが、メリットの方が大きいですよね。ユーザー車検を20年間位は行っているので、車、バイク、トレーラー、妻の車を合わせると受検回数は20回近くなります。1回当たりの点検料と代行料分最低でも3.5万円は節約出来てますので、合計すると70万円位になると思います。
皆さんもチャレンジしてみてはどうでしょうか。
バイクのユーザー車検動画です。
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