最近、ボール盤を購入しました。ボール盤って知ってますか?簡単に言うとドリルが上下する機械です。垂直に穴を開けられるので便利なんです。
しかし、狭い作業台に常時設置すると邪魔です。20キロ程有るボール盤を移動させて設置するのも面倒です。念願のボール盤なんですが、そんなに出番はありません・・・
そこで、必要な時だけ作業台に設置できるような昇降式の棚を製作してみましたので、製作過程をご覧下さい。下の方には短い動画があります。
ボール盤用の昇降棚の設計
設計といっても、CADを上手く使えませんので、紙を使い実寸で作ります。アームの役目をする紙と棚板代わりの紙をビスで止めて、実際に動かして可動範囲を探っていきます。これなら誰でも出来る!笑
使用時と収納時それぞれの壁からボール盤までの寸法、収納時の棚板の高さ等を考えながら寸法を決めていきました。
設計図とは違ってますが、4枚の板を切り出しました。
設計のポイントは4.5mm厚の平鋼の長さは4本とも同じ、板の穴の位置(角度)は4枚とも同じになるようにしましょう。そうする事により、棚板が水平のまま上下移動するようになります。
昇降棚の部品 穴にはスペーサーを圧入
昇降棚に20キロのボール盤を載せますので、連結部にはM8のボルトを使いスムーズに動くようにスペーサーを圧入しました。
と書くと聞こえは良いですが、実はM10の皿ボルトを見つけられず、既に10mmの穴を開けているのでガタが出ないようにスペーサーを圧入したんです。結果的に良かったみたいですね。
昇降棚の部品 平鋼の加工
平鋼の厚みは4.5mmを使用しました。丸印部分にはM8皿ビスの頭が隠れるように座ぐり加工をし、板との間には大きなワッシャーを入れています。ナットは緩み止めタイプを使用しました。
ボール盤用の昇降棚が完成
ボール盤用の昇降棚が完成しました。ボール盤のみで20キロ程ありますので、女性が上げ下ろしするには少し重いですね。
当初は滑車を利用し、引っ張って上下させようと考えていましたが、私的には問題無いようです。
現在のボール盤の仕様は、定尺治具と吸引ホース、回転ON・OFFにフットスイッチを追加しています。少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。
もう一工夫しましょう
ドリルが食い込んだ時に両手が使えるのでフットスイッチ改造は必須です。以下のような商品を配線に組み込み使用しています。大変便利ですよ。※モーメンタリタイプ(踏んでるときだけON)を購入する事。
↓↓↓今回、購入したボール盤です。若干の芯ブレは有りますが、私のDIYレベルでは問題無いようです。
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