塩ビ管に天体望遠鏡の対物レンズを付けて、ボディーとの接続には純正レンズのレンズ玉を全て取り去った物をセットし、その先端にクローズアップレンズを付けてオートフォーカス。
何でこんなモン作ったんだろ(笑) CANON100-400mmLレンズが有るのに。
なんか楽しそうだったんだよね。
作る人なんて居ないと思いますが、一応紹介しておきます。
EF35-80改塩ビ管400mmレンズ
対物レンズにはφ80mm焦点距離560mmのアクロマートレンズを使用。
購入先はこちらスコープタウン(アフェリエイトしてませんよww)
CANON EF35-80を全玉抜きしてAF用に使用。これはヤフオクでカビの生えた安い物を落札しました。AFのみ動けばOKです。
フォーカス用にケンコーのクローズアップレンズNo2 AC(アクロマートタイプ)を使用しました。その他、距離合わせのためにフィルターの枠のみを4枚使用しています。
2枚の特性の違う光学レンズを組み合わせて,色のにじみを抑えたレンズのこと。
EF100-400mmLと塩ビ管望遠レンズの画質比較
自作400mmレンズの画像です。周辺がケラレてますね。レンズフードかと思いましたがEF35-80mmの内径が小さいためと思われます。カメラや天体望遠鏡は初心者なんで良くわかりません。
こちらはCANON EF100-400mmLの撮って出し画像です。PM2.5の影響?この日は空がカスんでます。
ピクセル等倍
↑は自作望遠400mm(420mm位?)レンズ 下の純正Lレンズには若干落ちますが中々の解像度だと思います。手作りの望遠レンズも使えますね。レンズの枚数が前後2枚(アクロマートなんで4枚?)と少ないので画質の劣化も少ないのでしょうね。
こちらはEF100-400mmLレンズ 3km位離れた鉄塔ですが鉄骨がハッキリと見えてます。
SIGMA 18-200mm安価レンズとの比較
SIGMA18-200mm安価なズームレンズも比較してみます。
望遠200mmのピクセル等倍画像です。潰れてます。
200%にして400mm状態。まるでダメですね。
EF35-80mmの改造
ここのネジが分かり難いです。3本外すとレンズがバラせます。
絞りユニットをどうすればイイかわかりませんでしたので、そのままにしてます。
〇印の所をショートさせると絞りがF4固定とありましたが?理解できませんので、取り合えず真似しました。(笑)
参考にしたHP
AFの役目のクローズアップレンズ
ケンコーのクローズアップレンズNo2です。下の4枚はフィルターですがレンズは割ってありません。枠だけ使用し位置調整に使います。
レンズの先端にねじ込みます。周りに写っているのは無反射シートを貼った塩ビ管です。
塩ビ管の改造
天体望遠鏡の対物レンズをメジャーの0cmの所に付けます。フード無しで44cmあります。
直径80mmの対物レンズです。塩ビ管への接続は適当なんですが、ガムテープを巻いてパイプに押し込んでます。
唯一特殊な加工が必要な部分です。対物レンズに塩ビ管フードをかぶせるために、内径を旋盤で加工しました。フードは何か他のもので代用できるので考えてくださいね。
焦点距離を調整するためにフォーカスユニット部分を鏡筒内でスライドできるようにしました。レンズに接着剤を付けた紙を巻いて太く加工、パイプに縦の切れ目を入れてレンズを入れて接着しました。
このフォーカスユニットが斜めに溝を加工した部分↓でスライドします。
近距離を撮影する時にはAFレンズの移動幅が狭いため、焦点距離を長くする必要があります。そこで鏡筒に斜めの溝を作りレンズを捻ると長さが変わる仕組みにしました。
鏡筒内の迷光対策
矢印の部分は遮光環リングというそうです。コントラストが上がり迷光対策になるそうなので紙で作りました。
これも迷光対策になるそうなので塩ビ管内部には全て無反射シートを貼りました。長い塩ビ管の中に紙状のシートを貼るのに苦労しました。無反射シートを細く切り、棒を使って少しづつ縦貼りしていきました。
参考にしたHP星空の楽しみ方
まとめ
いかがだったでしょうか。知識が無いにも関わらず、色々なHPを参考にしながら完成することができました。雑な性格なんで作りも雑ですけどね。
EF100-400mmLがあるので出番は殆どありません。フォーカス速度が少し遅く、当然ながら手ブレ補正なんてありません。
ですが、1万円ほどで高解像度のAF望遠レンズが出来上がりますので、興味のある方は是非挑戦してみて下さい。工作は楽しいですね。
1.6倍のテレコンを付けて土星を撮ってみました。リングが写ってました。マジ感動。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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