オシャレな家には必ずと言っていいほどある『ニッチ』ニッチとは何でしょう? 実は「隙間」の意味なんです。壁の隙間に施工する『飾り棚』の事を建築関係では『ニッチ』と言います。
今回は初心者でも取り付け出来るように既製品を流用しました。
DIYでニッチ棚を施工してみましたので紹介します。
DIYでニッチ(飾り棚)を作る時のポイントはズバリ『壁裏』!
ニッチ施工の一番のポイントは、『壁裏』つまり壁の中に何も無い所に施工する事です。
そんなの、あたり前じゃんか~ 笑
確認したつもりでも柱が有ったりね!
通常の家の構造は大きな柱が約182cm間隔、その間に間柱という細めの柱が44.5cm間隔で施工されてます。
壁に穴を開けた時に、この間柱が有ると
完全なアウト!です。
間柱をデザインに取り込んで設置する事は可能ですが、上級者向けとなります。壁裏に何もない事が重要なポイントとなります。
間柱の他にも『筋交い』という、建物を強くする為に、柱間にななめに交差させてとりつけた木材が通ってる事もあります。
筋交いは建物の角付近に多くありますので、ニッチ施工時には注意が必要です。
ニッチ(飾り棚)の設置場所を検討、まず間柱を探せ!
壁の裏にある間柱を見つけるには、壁裏センサーと針式の工具があります。
どちらを使用しても石膏ボードに密着した間柱ならば完璧に見つける事が出来ます。
針式工具の場合は、壁に細い穴が開きます。壁紙に凹凸や模様が有る場合は殆ど目立ちませんので、ご安心を。
針式とセンサー式との比較動画です。
DIY初心者向け!ニッチ本体は既製品を利用しよう
今回、ニッチ用に流用したのがコレ!
見つけた時は嬉しかったね!
これならラクチンかも。
ニトリのウォールシェルフ No23 まさにニッチ用に設計されたような汎用BOXです。
ネットでニッチを調べてみました。
板を購入して寸法通りにカットして箱を作り、塗装してからニッチの施工に取り掛かる方や、間柱をデザインに取り込んで施工される上級者も見受けられます。
私を含む初心者は素直に既製品のBOXを利用しましょう。
↓埋め込むには、コレもイイ感じ!
ニッチ作りに必要なマスキングテープ類
石膏ボードに穴を開けますので、掃除機を掛けながら作業を行っても粉が散らかります。
そこで、広い範囲を覆えるマスキングテープが有ると便利です。新聞紙で代用可能。
石膏ボード用のノコギリも有ると便利ですね。先端で石膏ボードに穴を開けて簡単に切断が始められます。
下の写真のように箱の形に合わせてマスキングテープを貼り作業を開始します。
小さめの穴を開けながら壁裏の状況を確認しながら作業を進めましょう。
この写真は玄関ですので断熱材が入ってました。通常、内壁に断熱材は入ってません。壁の穴から見えているビニール風な物が断熱材です。
ニトリのウォールシェルフBOXを設置
箱の周りに多少の隙間が出来てもOKです。コーキングで埋めてしまうので完成後は全くわかりません。
穴を開けBOXを一杯に押し込んだ時に壁に当たり、壁からの出寸法が5mm程となりましたので、BOXの裏にボンドを塗って固定しました。
壁の奥行きが箱の寸法を違う場合は、ベニヤ板等を接着し調整しましょう。
BOXが壁から10~15mm以上出てしまうと『ニッチ』感が無くなり、『受け棚』感が出てしまうように思います。
マスキングテープを貼った後にコーキングを塗ります。
ここでのポイントですが、完全にコーキングが乾いてしまうとマスキングテープを剥がした時に綺麗になりません。10分程経過した時に剥がすようにしましょう。
ニッチが完成! 作ってみて思った事
DIYでのニッチが完成しました。
私の家は、全くオシャレでは無いのですが、『ニッチ』いいですよね! 嬉しくなります。
完成して思った事ですが、家中の壁に穴を開けたくなります (笑)
皆さんも是非挑戦してみて下さいね。
あっ また壁に収納棚を埋め込んでみました。
下のリンクからどうぞ!
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